私は頻繁に「決める」ことをしています。なぜなら、私にとって「決める」は人生のデザインとしてとても大切な方法だから。
潜在意識を普段から使っている方でも始めたての方でも、また潜在意識という言葉は知らないけれど、「今より愉しく生きたい!」方でも、どんな方でも「決める」は使えます。
「決める」で人生のデザインができるんです。そしてもっと愉しみながら生きることができるんです。
そんな「決める」について、何をしているのか、どんな方法を取っているのか、3年の研究と実践をもとに、さまざまなことをまとめました。
「決める」で人生を自由にデザインしてみませんか?
なお、1記事である程度分かるようにとロングコンテンツにしています。その点はごめんなさい。細かな点は、おいおい適度なボリュームで書きますから、キリンのように首を長く、気長にお待ちくださいね。
ネガティブはヒント それを「決める」に変換
- ~になりたい
- ~だったらいいのに
- ~だからできない
のように、ネガティブな思いを巡らせたことありませんか?うん、私もたくさんありました。でも今、どんどん減っています。
なぜならこれらはすべて「自分がどうなりたいか」を知るヒントで、それはすべて下記表のように変換できると知ったからです。
BEFORE | AFTER |
~になりたい | ~になった |
~だったらいいのに | ~だ |
~だからできない | 「~だから」……うん、なるほどねで終わり |
こんな感じでしょうか。
「~だからできない」はなぜ「なるほどね」で終わり?
他は完了系なのに、「~だからできない」だけで「なるほどね」で終わりとは、どういうことなのでしょう。それについてちょっと補足を。
「~だからできない」は、「決める」場合いらないんです。だから「なるほどね」で終わりにします。
「~だからできない」というのは、自分が自分に対して定義付けたこと。でもこれには、自分でつくりだしたレッテルというのも多く。また、「決める」ことで覆せる部分もあって。
だからこの時点では「いらないもの」と思ってね!ってことなんです。
ちなみに「つくりだしたレッテル」を根本から解くには、自己観察や自愛といったいろいろな方法が有効なのですが、ここでそのお話を含めるととっても長くなってしまう!のちのちちゃんとお伝えしますのでまた!
といいつつ、一言だけでも自己観察と自愛について触れておきますぞ。
- 自己観察:あらゆる方向から「何かを思う」自分を観察する
- 自愛:自分を許す、どんな自分も受け入れる
思ったことはすべて「決める」ことに変換できる!と考えてみてくださいな。
「決める」ってどういうこと?
「決める」というのは、潜在意識に対して目的地を明確に示すこと。
少し分かりにくいかもだけど。スタートが現在地だとしたら、「決める」ことでしっかりしたゴールができるんですね。「なりたい」とかではゴールに刺さったピンが曖昧になって、途中でなくなっちゃうこともあります。
山登りにたとえてみる
山登りにたとえてみますね。
「決める」ことができている場合
山に何があるか、感じ取るようになります。「へーこんな花が咲いているんだ」とか「鳥の声だ!」とか。そこから花や鳥についてより知ることもあるでしょう。
登ることそのものも楽しめます。舗装されていない道だったとしても、「こんな道歩くなんて久しぶりかも」とか「砂利道って疲れるんだったっけ」とか。
ゴールまでの道のりすべてを楽しんでいるうちに、ゴールに辿り着いているんです。始まりから終わりまで「楽しい」がたくさん。
そして自分を信じることができた事例、つまり「自信」が一つ積み重なるんです。
「決める」ことをしていない場合
山に何があるか、気にも留めません。それどころか、
- 「早く登りたい」と焦る
- 「こんな道疲れるだけだよ、嫌になっちゃうな」と文句が浮かぶ
- 「ゴールなんてどうでもいい、どうせ自分にはできないよ」と投げやりになる
「もう帰る」と抜け出してしまうこともあるかもしれません。
道のりを楽しむことも少ないどころか、ゴールに着く確率も下がり、仮にゴールに着いたとしてもその思い出は文句や焦りばかりになります。
分かりやすくするため、少し極端にしましたが、こんな感じですね。(上記例に関してはピンときた説明が浮かんだ際書き換えるかも)
ちなみに「はやさや行き方は自由自在」とは、「己の中身(=あり方)」次第でゴールにたどりつくはやさもルートも自由自在になるということ。
これについても、いずれ別個で記事を書きますぞ。
なる・なったとどう違うの?
潜在意識を書き換える「なる・なった」のやり方とコツ
以前、こんな記事を書きました。でも「なる・なった」はしばらくしてうまくいかなくなったんです。やはり、エゴと呼ばれる余分な思考に乗っ取られてしまって。
そこで再度試行錯誤した結果、「決める」にたどりつき、今では「決める」が基本となりましたし、「決める」が一番しっくりきています。
今よりはるかに「あり方」が伴わなかったのかなー。あり方が伴わないから、「なる」を支える力が弱くて、かんたんに余分な思考が強まったというのかな。
とまあそんな話はさておき。「なる・なった」とは「決めた対象」に今すぐ「なって」、現実と潜在意識にうちたてたゴールとの差を埋めていく方法です。
ドラえもんのひみつどうぐ「先取り約束機」みたいなもの?え?ちょっと違う?
たとえばお金持ちだったら、今「お金持ちになります」。現実はさておきね。で、そのうち思考や行動が「お金持ち」として変わっていくんです。すごーく簡単にいうとこんな感じかな。
現実はさておいて「かたち」を先取り、そのうち現実がぐいぐいとつじつまを合わせるように変わっていくという感じでしょうか。
「決める」のやり方は「現在進行形・完了形」に変える」だけ
「決める」のやり方は、思ったことを
- どうあるのか
- どうなったのか
といった「現在進行形・完了形」に変えるだけ。前述した表の通りですね。
~になりたい | ~になった |
~だったらいいのに | ~だ |
~だからできない | 「~だから」……うん、なるほどねで終わり |
- 私は月収いくらいくら円になった
- 私は~をしている
- 私は~な状態になった
とかでしょうか。ただ、一度やっただけではおぼろげになることも多々あって。「決める」を何度でも気が済むまでしっかり潜在意識にインプットしてあげる必要があるんです。
「決める」をインプットってどういうこと?どんな風にインプットするの?
「インプット」っていうと特別な方法があるように聞こえるかも。でも別に特別な方法じゃないんです。たとえば何かを覚えるとき、書いたり読み上げたりしませんか?それと同じような方法を取ればいいのです!
具体的にはこんな方法ですね。
- 録音してそれを聞く
- 声に出して読み上げる
- 書く
- 心の中でつぶやく
私がやっている方法は、録音してそれを聞くこと。自分で決めた事柄を読み上げて録音し、雨音やバブル音、鳥と渓流の音といった環境音とミックスして、それを2倍速で聞くという方法ですね。
読み上げたものそのままだけだと何となく聞きにくかったのですが、ずっと聞いていられる環境音を足したところ、ぐっと聞きやすくなりました。
これは録音アファメーションとも呼ばれる方法なのだけど、私には一番合ってたんです。
でもこれじゃないといけないってわけじゃなく。「何かを覚える際自分に合っていたのはこれ!」という方法が分かっていたらそれがベストかと!
自分に合う方法を見分けるには?
自分に合う方法を見分けるには、ちょっと時間がかかります。たとえば「お金持ちになったと決めた」としましょう。そうしたら、少し経過を観察してみてください。
合ってる方法だと、
- 自分には無理だといったネガティブな気持ち
- いつの間にか生活の中で忘れ去られる(思考や行動がこれまでと同じで変わらない)
といったことが減ります。ただ、下記にあげることだけ注意して欲しいんです!
- 同時に己を育てることも並行
- 始めて間もない場合、判断しにくい
同時に己を育てることも並行
「己の中身」というのは、「己を育てて積み上げたあり方(私は「あり方」と呼ぶ)」。あり方が崩れていたり育ってなくて幼かったりすると、「何度決めても戻ったり途中で力尽きたり」しやすいんです。
前述した
- 自己観察:あらゆる方向から「何かを思う」自分を観察する
- 自愛:自分を許し、つくってしまった思い込みをゆっくりほどく
もその一つ。こちらもいずれ、あり方や潜在意識としてまとめますので、今しばらくお待ちを……。
始めて間もない場合、判断しにくい
始めて間もない場合ですと、試行回数が少ないため何とも判断しにくい面があるんですよね。始めて間もない場合は、1カ月単位でゆっくり自分の状態を見てあげるとよいかなと思います。
「決める」に含める事柄って何でもいいの?
私は何でもいいと思っています。それこそ自由自在に。だって自分の人生ですもの。自由にデザインしましょうよと!
私は、こんなことを含めています
- 私は、自分を許している(昔から自己否定が強く、それは生きづらさのもとになっていたため、全体的な自愛として文言を挿入)
- 私は、月収~万円(「自分はこのくらいしかできない」という壁をぶち破るためw)
- 私は、~をしている(どんな生活をしているのか具体的なことをさまざまなジャンルから記載)
多分全部合わせて2~30個くらい書いているかも!
基本、主語は「私は」にしています。モノやコト、ヒト(特定の人物名)はあまり主語にしていません。すべては己から始まりますし、何より己が決めることですし……!
でも人によってはこれだとしっくりこないとかもあるなと。その場合は、合うかたちに自由に書き換えていいと思っています。大切なのは自分で決めることで、それができればよいのかなと。
- こうしなきゃまずい?
- みんなこう書いてるから
と思ったとしてもそれは一旦横に置いていいかなって。自分はどうしたいかにそって、自由にデザインしちゃいましょうって私は思っています。
おすすめしない事柄 呪いや恨み 人から吸い取る
呪いや恨みといった誰かを憎む事柄、人から吸い取るような事柄はおすすめしません。
- 気に食わない人がケガしますように
- 自分ひとりだけ良い思いをしたい(*3/29 こっちのほうがよいのでは?と変更)
とかですね。
誰かを憎む事柄
これは、あり方が整っている場合ほとんど思いつかない気が。でも、生きてると怒りや心身の状態などから「相手を憎む」こともあるかと思うんですよ。
もし、こうした憎しみや恨みなどが出てきた場合は、あり方を整えるほうに取り組んでみてください。
- 許せない自分を許す
- 憎しみについて考えている自分の話を、別の自分がじっくり聞く
- 今、本当に目を向けたほうがよいところはどこか思い出す(「そこより目を向けるべきところがあるんじゃない?」といいますか)
など。大丈夫です。あり方を整えていけば自然と受け入れられるようになります。思ってしまっても己の中ですっと消化・昇華ができるようになるんです。
自分ひとりだけ良い思いをしたい
こちらちょっと違ってしまった気がしたので後で書き換えました。もしかしたら後でいいたとえが思いついてさらに書き換えるかも……。
「自分ひとりだけ良い思いをしたい」って、己からピントが外れているんですよね。たとえば「自分を良くしたい」だと己にピントが当たっていますが、「自分ひとりだけ」では周囲を含めた比較での「良くしたい」に近いなと。
- 「自分を良くしたい」→己の中が変わっていく→己からさまざまなものが産まれ、やがてそれは自然に伝わり良い循環になっていく
- 「自分ひとりだけ良い思いをしたい」→己から産まれるものはなく、周りのエネルギーを吸い取ることが増え、循環の体を成さない
だからいっときうまくいってもゆるやかに破綻していくと感じます。振り返るとこのパターンを目撃したことも多々ありました。
- 誰かより
- 周りより
じゃなくてまずは己からなんじゃないかと思うんです。
言ってしまえばここにもあり方が影響する
あり方が「決める」を支えてくれる、とでもいうのかな。だからやはり「決める」と同時に「己を育てる」ことは必要なんだと思うのです。私も続けますぞ!
何回くらい「決める」といいの?
何回だっていいです。気の済むまでやりましょう。というと何だか脳筋な……!
何といいますか、今まで積み重なったものを書き換えるわけですからなかなかうまくいかない場合も。「これまで通りでいいじゃない」と元に戻ろうとするんですよね。
でも何度も何度もやることでしっかり書き換えられるんです。奥深くに刻まれるというのでしょうか。だから自分が気の済むまでやっちゃいましょう。
「決める」ことで体験、そしてやっと「腹に落ちる」
- 思ってもいなかったところから驚くようなプレゼントが届く(プレゼントというのはモノだけでなく体験や機会なども含む)
- できないと前なら思っていたことも、本気で乗り越えようとしてたし、気付いたら乗り越えてた
- 物事の捉え方が変わった(=捉え方を変えようとしたのではないけど、結果変わっていた=枝葉ではなく根本を育て整えることができた)
- 存在の厚みが増す
など不思議なことが増えます。何より、笑う回数が増えるんです。嬉しいと思っていると嬉しいことが届くのですが、それがずっと続くので笑顔が絶えません。
……え?うさんくさく聞こえるって?その気持ちも分かりますが、百聞は一見にしかず。体験して初めて「腹に落ちる」タイプの事柄なので、ぜひ一度お試しくださいな。
最後に
「決める」についてはまとまるたびに記事にすることも多々。だから同じ記事が増えているような気がします!この点はごめんなさいとしか……!そしてまたまとまるたびに書くんでしょうね……。白目むいちゃう。
また、ここに登場したあり方、自己観察や自愛といったもの、こちらも潜在意識に大きく影響します。いずれきちんとまとめますので、気長にお待ちくださいな!