書籍で読んだことがあるのは「そして誰もいなくなった」だけ。最近アガサ・クリスティ作品のドラマ化も多いことからもっと読みたくなってまず「ABC殺人事件」を読みました。ABC……の名前順に人が殺されていく事件のお話です。
改めてちゃんと読むと人の描き方が凄いですね。西洋だから馴染みのない名前ばかりなのに読む内に誰がどんな見た目でどんな風に動いているのか頭に再生されるのです。
しかもテンポが良いからすいすい読めます。最初本を見て「…ちょっと分厚いかも……」と思っていたのですが、3~4時間程度で読み終わったんですよね。(これが早いか遅いかは別として…)
まとめると、
- テンポのよさ
- 映像と音が再生されるかのごとく描写された人物と背景
- ぐいっと引き込まれる事件の内容
- トリックと犯人に感じる戸惑いと驚き
これらによって私は、「ABC殺人事件」への世界にワープしていたのでした。
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