日常エッセイ

【日常エッセイ1】 「隣人のいびき」

2015年8月30日

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あるビジネスホテルに泊まったときの話。

 

その日ホテルに戻ったのは、0時を過ぎた頃だった。すると、同じように夜まで出掛けていたであろう人と受付で遭遇した。昼間よりも深夜の方がホテルに戻る人と遭遇する率が高い気もする。

ほぼ同時にエレベーターへ乗り込むと、同じフロアに向かうことが判明した。

同じくらいにホテルへ戻っても別フロアであることがほとんど。珍しいと感じた。

 

・・・隣室にチェックインしている人で驚いた。「こんな偶然もあるんだなあ」とぼんやり思ったが、部屋に入ったらすぐ忘れてしまった。「明日も朝から出掛けたいし、早く寝よう」と思って急いでいたのだ。

ベッドに入ったものの、環境が違うからかなかなか寝付けない。まあいつものことだし、目を閉じていればそのうち眠れるだろう。

 

・・・何か聞こえてくる。

低い音だ。低音のうなり声だろうか。少々ギョっとした。気づいた。これはいびきだ。恐らく隣だろう、隣の人のいびきだろう。きっと隣人は疲れていたのだろう。もしくはお酒を飲んでいたのだろうか。

そして、いびきが聞こえるということは、私がお風呂場でひじをぶつけた「ゴン!」という音、隣に聞こえていたのだろうか。聞こえていないことを祈る。

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楽趣みくす

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