曲の音取り及びピアノ演奏・アレンジまでのフロー

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STGのピアノ演奏が大好きですといいつつゲーム音楽自体が大好きだよ。最近はジャズやドラムンベースも好きだね!それはさておき・・・「実際に曲を弾くまでのフローは?」。これについてまとめておくね。

  1. 絶対音感による曲の音取り・採譜
  2. 曲との照合
  3. 反復して音を体に記憶させる
  4. ピアノ演奏
  5. アレンジ

じゃ、じゃあ順を追ってみていくよ! ₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾

曲の音取り・採譜

まず、曲の音取り・採譜をします。正確に言えば採譜はしてないんだけど、便宜上、用語として使ったのね。やることは、聞いた音と脳内の鍵盤が一致する様にして、それを繋げていくこと。

曲の聞き込み

このときに一番やることは「曲の聞き込み」で音取りの早さは曲によってバラバラ。イントロ・Aメロ・Bメロ・サビからなる1分程度の曲を例にすると、早ければ数分、分からない箇所があって時間が掛れば数日。1カ所掴めなくて、そこだけ数カ月後に判明したことも(このときは運転中突然分かった)。

STGに例えると、状況は初見から数回程度プレイしているくらい。1~5面まであるとして通してる。で、何となく1~4面は掴めたけど、5面は何となくにも該当しないくらいよく分からない状態に近いとする。

つまり、1~4面がある程度音を取れた箇所、5面が分からない箇所。

もっと音が取りにくければ、もっと大まかな形で「アドリブ要素が強いのかなあ・・・完全パターンかなあ・・・」とぼんやりしている感じ。

聞いている音と合致する音をエア鍵盤で押さえられるように

もっと掘り下げてみるね。聞いた音と脳内の鍵盤が合致する様に聞き込むんだ。これを絶対音感でやっていく。でもって合致するとはすなわち、エア鍵盤でその音を押さえられるかどうか。メロディ・ベースライン含めいろいろな音を取るんだけど、出来上がりの目安はここで全体の2~4割。

音楽に使われるパートではどこから拾うの?

メロディが一番最初かな。ベースはメロディと一緒にある程度入れて紐付けていくけど、この段階ではまだ単音が多い。メロディ・ベースの骨組みができるにつれて、自然と他の音もすっと聞けるようになり、ベースやメロディも和音になっていくね。

どんな曲が音取りしやすい?

自分の好みだったり興味持ったりした曲は凄く早い・・・。そうじゃなくても、聞いている内に自然と取ってることもある。「これをお願いします」と依頼を受けた場合は、集中モードに切り替えてひたすら聞き込むし、あまり差はないのかも。

と思ったらあった。あまりに電子音楽寄り(クラブ系は特に)の場合は、どこからどうしていいか戸惑う。STGで言えば、CAVEに多いかな。うん、苦手かも。

曲との照合

この時点ではまだエア鍵盤。だから、自分が思っている音と実際の音とにズレがあるわけで、それを修正していくよ。主にやることは曲を聞きながら合わせて弾いてみること。4~6割と大まかなアウトラインにしていくのがこの段階。

どのくらいかかるの?

これまた曲によってで、おそらく好き・得意にあたるものが早いんだと思う。次いで、集中してるか、最後に時間をかけられるか。「やる!」と決めたり「世界に入ったり」すると早いことが多いよね。きちんとした統計を取ったことはないけど、体感的には早ければ数分、分からない所があって時間が掛れば数日

そしてここまで来ると、楽譜に書き込む。とはいえ、私の楽譜は5線譜ではなくてノート。ここに曲名を書いて脳と紐付ける。

これまたSTGに例えると、プレイ回数が数回から数十回以上の所。1~5面全体的にパターン化できてきたけど、それぞれの面で「ポイント」として分からない所がある感じ。つまり、何となくアドリブで進めるけど、被弾したら復活が難しい!って程度にあいまいな感じかな。

反復して音を体に記憶させる

掴めた音ひとつひとつは単音だけど、つながればエリアとしてAメロやBメロ、イントロやサビになり、全部つながれば全体として曲になるよね。これが考えなくてもできるように、反復を繰り返す。反復と言っても、演奏という形で実行してれば自ずと組み上がるよ。時間はかかってもね。反復練習だったとしても、思わないでひたすら繰り返すとだんだん楽しくなる。この時点では7~8割が目標かな。

ピアノ演奏

原曲に準拠するよう曲として弾ける段階になっているのがこのとき。ちなみに完璧にしようとはしない。その理由は、音が不明・指などがおぼつかない・単音でしか弾けない箇所があって、納得いかない・首をかしげるとかだったとしても、ピアノ演奏していく内に形になるから。完璧にしなきゃと思ったら演奏できなくなるし、楽しめなくなる。だからこの時点では、反復と同様7~8割くらいがいいと思ってやっている。

また、単曲演奏の場合は問題ないんだけど、配信等でよくやるメドレー演奏の場合、ひとつ問題がある。曲名を書いたノートを見て演奏してるんだけど、脳との紐付けが外れると曲のどこかひとつでも思い出せなくなって、その曲は演奏レパートリーから外れる。結構困る。困る。

メドレー演奏でやってることリスト。

  • メドレー演奏の場合は、今まで聞いてきたメドレーやノンストップ、DJミックスといったイメージをピアノでそのままやるイメージ。

  • Aを演奏中にノートをちらっと見て、コードが合致しそうな曲Bを検索する

  • 全く違う曲を1~2フレ挟み込んでBに繋げる

  • アドリブで思いついたコードとメロディの組み合わせを挟み込んでBに繋げる

  • Aの音階をBに合わせてBに移行する

  • アグレッシブなAからゆったりとしたBにかけて移行するときは、Aの終わりにかけてテンポを落としていく

  • 逆の場合は、休符をはさんで突然変化する・どんどん速めるなど

アレンジ

演奏していく内に8~9割になると自動的に始まる。かんたんに言えば、三連符にしてみよう・いろいろな音楽記号を使おうとか?うーん何か違う!

同じメロディでもオクターブ上だったり、ベースが和音・オクターブ・単音いろいろ使い分けていたり、ペダルのオンオフもそうだし、リタルダンドやクレッシェンド、もろもろ勝手に出てくる考える前に、脳が判別して手が動いてるのは確か。

原曲通りテンポ良くアグレッシブのときもあれば、柔らかなアンビエントのときも、いろいろ出てくる。最近は、ジャズに影響を受けていて、緩やかでまろやかなイメージが多い。かも。

あと、「これはピアノに合いそう」って考えてアレンジはしていない。「この曲いいなあ・・・。よーし、持ってるモノ全部使って落とし込むぞっ!」と勝手になって、脳と手が動いてる。

まとめ

つまり、こんな感じなのでした。

  1. 絶対音感による曲の音取り・採譜
  2. 曲との照合
  3. 反復して音を体に記憶させる
  4. ピアノ演奏
  5. アレンジ

音取りは基本的にほとんど絶対音感に沿って、演奏・アレンジは、聞き込んできた音楽や弾いてきた音楽の中から引き出してる感じだね。改めてまとめて思ったこと、意外と自分の中でいろいろやってたんだね・・・。₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾

ぜんぶ愉しむ「ぜんたの」。「テキストに特化した複業フリーランス」(Web編集者×ライター×オンライン秘書×いろいろ)の楽趣(らくしゅ)みくすです。通称「らーさん」。

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