秋の陽気に惑う

ある天気の良い日のこと。私は日用品の買い出しに出掛けた。この日は本当に天気が良かったから、「ふわ～いい日だなあ」とずっとうっとりしていた。

そして帰宅後、家用のメガネを探す。私は視力が悪いため基本、メガネかコンタクトを着用しているのだ。そして帰宅後、かけていた外用メガネを指定の場所にしまい、家用のメガネに変えるため探した。しかし見つからない。だがすぐ後にメガネは見つかった。

発見されたのは頭上。繰り返す。頭上にメガネはあったのだ。つまり家用のメガネを頭にのせたままメガネをかけて外をうろついていたのだ。

その日と次の日は、ふとした瞬間に声にならない叫びをあげていた。